加古 孝 (かこ たかし) |
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役 職 |
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教 授 | |
教官研究室 |
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西4−607 Tel: 0424-43-5342 | |
学生研究室 |
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西4−601,604 | |
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kako@im.uec.ac.jp | |
担当授業科目 |
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数理解析第一,有限要素法 |
卒研テーマキーワード
振動波動現象、散乱問題、スペクトル、固有値、数値解析、FEM、磁気流体力学、MHD、画像処理など
自然現象を予測し制御するためには、現象を支配する法則を理解すると共に、具体的な数値の形で物理量の計算ができなければなりません。現在、研究を進めているのは、音波や磁気流体波などの波動振動現象および減衰現象です。無限領域を伝播する波が物体によって散乱される様子や、電離したガス(プラズマ)の中に生じる様々な波動に興味を持っています。解析の方法としては、関数解析、作用素解析を用い、系の固有モード、即ちスペクトル的な性質を中心的に調べています。コンピュータを駆使して数値を計算するために、有限要素法による離散近似を採用しています。特に、領域分割法による並列計算に重点をおいて研究を進めています。また、数値解の妥当性を示すための数学的な理論誤差解析も行っています。さらに、応用として、音声発声現象の数値シミュレーションを行っています。これらの研究とは別に、FFTを用いた画像処理についても研究対象としています。
生まれたのは東京の墨田区向島、櫻と花火で有名な墨堤の畔です。その後、九州や名古屋にも住みましたが、大学入学以来ずっと東京近辺で暮らしています。趣味は乱読と絵画鑑賞など。
現在の専門分野
応用数理,応用数学(作用素論,数値解析)、科学技術計算
主な研究課題
振動・波動現象の数理解析と数値解法
有限要素法によるスペクトル近似理論と数値計算
磁気流体系の数理解析と数値解析
所属学会
日本数学会,日本応用数理学会 ,日本計算工学会,日本流体力学会
主な論文
主な著書
自然科学の基礎としての微積分:朝倉書店 昭63
外国での教育研究活動
スイス連邦工科大学ローザンヌ校客員教授 (1985〜1986)
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